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上空からの消火活動のため、ヘリで海水をくみ上げている=2025年3月2日午前8時、岩手県大船渡市大船渡町、山田暢史撮影

 岩手県大船渡市の山林火災は発生から6日目の3日も広い範囲で延焼が続いている。焼失面積は約2100ヘクタールに拡大。鎮圧のめどは立っていない。

 避難指示の対象は1896世帯4596人で、開設された小学校の体育館などに約1200人が避難している。親戚や友人の家に身を寄せている人も多いとみられる。

 3日も空からは自衛隊などのヘリコプター、地上からは消防が消火活動を予定している。

 盛岡地方気象台の3日午前6時の発表によると、火災現場を含む県沿岸南部には乾燥注意報が出ている。大船渡市付近の天気は晴れの予報で、陸上での最大風速は4メートルが見込まれるという。

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